2009年01月12日
沈まぬ太陽を読んで(その6)
「沈まぬ太陽」続
第3巻はいよいよ小説のクライマックスに入ります。昭和60年8月12日の御巣鷹山
での日航機墜落事件へと移ります。
この事件は、ご存知の方も多いかと思います。航空機事故史上、最悪の事件として
記録されています。小説の中では出てきませんが、歌手の坂本九ちゃんが事故に
巻き込まれ死亡したことでも有名です。
冒頭の機長と、管制塔とのやりとりは圧巻です。冒頭から引き込まれてしまいます。
事件は、機体後部にある圧力隔壁の亀裂・破損が原因で、後部の垂直尾翼が破損し、
油圧系統が破壊され、機体の操縦不能となり、群馬県の御巣鷹山に飛行機が激突、
炎上し、520名が死亡、4名が辛うじて救われたというものです。
約30分にわたるダッチロールの間、乗客は恐怖に叩き落されます。機長は必死に
コースを修正しようと悪戦苦闘しますが、どうしようもありません。結果的には、機長
も死亡してしまいますので、詳しい原因は、事故調査委員会の結論に待たないと
なにもいえないのですが、ボイスレコーダの記録が実になまなましく残っています。
時はあたかも、先の労務担当であった堂本部長が社長に抜擢され、国民航空の堂本
体制が確立した時でした。国民航空の創設35周年記念パーティが国の大臣等を招待
し、盛大に催されているときに事件は起こりました。外国の大使も参加しています。
堂本社長は得意満面の笑みを浮かべて、来賓たちを迎えています。恩地は、アフリカ赴任
時代に顔見知りであるということでアフリカの大使の接待役を任命されて、パーティに
参加するのですが、同僚の行天や前の上司の八馬部長らからは、何でおまえがここに
いるのか・・・と冷遇されます。
こんな時に事件発生です。堂本社長は、緊急記者会見の準備に追われます。
事件の起こった8月12日といいますと、お盆休暇の直前です。機内は帰省客で一杯でした。
事件当初、いったい機体はどこに墜落したのか、一晩中探査が続きます。アメリカ軍らの援助
を受けながら、墜落現場を特定したのは、翌朝でした。それも、奥深い山の中です。ヘリから
現地の到着した自衛隊および警察の第一陣は、現場の凄まじい現状を目の当たりにして、
生存者はありえないだろうという思いを強くします。
第3巻はいよいよ小説のクライマックスに入ります。昭和60年8月12日の御巣鷹山
での日航機墜落事件へと移ります。
この事件は、ご存知の方も多いかと思います。航空機事故史上、最悪の事件として
記録されています。小説の中では出てきませんが、歌手の坂本九ちゃんが事故に
巻き込まれ死亡したことでも有名です。
冒頭の機長と、管制塔とのやりとりは圧巻です。冒頭から引き込まれてしまいます。
事件は、機体後部にある圧力隔壁の亀裂・破損が原因で、後部の垂直尾翼が破損し、
油圧系統が破壊され、機体の操縦不能となり、群馬県の御巣鷹山に飛行機が激突、
炎上し、520名が死亡、4名が辛うじて救われたというものです。
約30分にわたるダッチロールの間、乗客は恐怖に叩き落されます。機長は必死に
コースを修正しようと悪戦苦闘しますが、どうしようもありません。結果的には、機長
も死亡してしまいますので、詳しい原因は、事故調査委員会の結論に待たないと
なにもいえないのですが、ボイスレコーダの記録が実になまなましく残っています。
時はあたかも、先の労務担当であった堂本部長が社長に抜擢され、国民航空の堂本
体制が確立した時でした。国民航空の創設35周年記念パーティが国の大臣等を招待
し、盛大に催されているときに事件は起こりました。外国の大使も参加しています。
堂本社長は得意満面の笑みを浮かべて、来賓たちを迎えています。恩地は、アフリカ赴任
時代に顔見知りであるということでアフリカの大使の接待役を任命されて、パーティに
参加するのですが、同僚の行天や前の上司の八馬部長らからは、何でおまえがここに
いるのか・・・と冷遇されます。
こんな時に事件発生です。堂本社長は、緊急記者会見の準備に追われます。
事件の起こった8月12日といいますと、お盆休暇の直前です。機内は帰省客で一杯でした。
事件当初、いったい機体はどこに墜落したのか、一晩中探査が続きます。アメリカ軍らの援助
を受けながら、墜落現場を特定したのは、翌朝でした。それも、奥深い山の中です。ヘリから
現地の到着した自衛隊および警察の第一陣は、現場の凄まじい現状を目の当たりにして、
生存者はありえないだろうという思いを強くします。
Posted by さわちゃん at 14:27│Comments(0)
│さわちゃん
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